日本政府お墨付きの小学校プログラミング教育向け教材を紹介します

プログラミング教育 プログラミング教育について
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2020年度=2020年4月から始まる小学校プログラミング教育において、文部科学省、総務省、経済産業省が共同で運営しているWebサイトで、
小学校を中心としたプログラミング教育ポータル というのがあります。

この中で、教材情報として、教材を推薦しているのが注目されます。無料のものも有料のものもあります。有料のものは、当然ながら民間の会社が制作しているものであり、それを政府のWebサイトが言わば宣伝しているというのが注目されます。

ここでは、現時点で上記Webサイトに掲載されている教材を全て紹介したいと思います。上記サイトには書かれていない情報も記していますので、是非ご覧になってみてください。大きく無料の教材と、有料の教材の順番に紹介しますが、その中で、ソフトウエア、アンプラグド=ソフトウエアでないプログラミングツール、ロボット、その他の順にも並べていきたいと思います。

以下ご覧ください。

1.無料の推薦教材紹介

1-1.無料ソフトウエア教材

1)Scratch(スクラッチ)

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン ブラウザまたはアプリをダウンロードして、Windows上で動作
開発元 MITメディア・ラボ Life Long Kindergarten Group
概要 米国マサチューセッツ工科大学 通称MITが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語というツールです。ビジュアルプログラミング言語とは、C言語とかJAVAのようないわゆる英数字を用いたプログラミング言語ではなく、図形とか命令があらかじめ書かれているブロック=パソコン上ではアイコンをマウスでドラッグ&ドロップすることによってプログラミングすることが出来るツールです。文科省の学習指導要領の学習例として掲載されている正多角形の作成も、このScratchを用いて作られています。
教材リンク先 Scratch

2)プログル

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコンのブラウザ上で動作。アプリはありません。
開発元 特定営利活動法人みんなのコード
概要 日本の小学校などで、学校の先生が授業ですぐ用いるために開発されたプログラミング教材です。教科の目的と、プログラミングについて学ぶことが出来ます。文部科学省の学習指導要領にも例示されている正多角形の作成を初めとして、円の作成、最小公倍数を求めるなどの学習を学ぶことが出来ます。
教材リンク先 プログル|学校の授業で使えるプログラミング教材

3)プログラミングゼミ

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン、スマートフォン(iOS,Android)。アプリもあります。
開発元 DeNA CO.,LTD
概要 ブロック状の命令がアイコンで作られているので、それを組み合わせてプログラムを作ります。Scratchにとても良く似ていますが、メニューやアイコンの中の文字がすべてひらがなで書かれていますので、小学校低学年向けといえます。プログラミングゼミというメニューの中ではチュートリアル動画が沢山用意されており、自学自習が可能です。
教材リンク先 プログラミングゼミ

 

4)Viscuit(ビスケット)

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン、スマートフォン(iOS,Android)。アプリもあります。
開発元 合同会社デジタルポケット
概要 パソコンやタブレット端末に描いた絵を動かしたり、絵を用いてゲームや動く模様などを作ることが出来ます。他の幾つかのビジュアルプログラミング言語とは異なり、文字を一切使わないことが大きな特徴です。
教材リンク先 ビスケット viscuit

 

5)Hour of Code™(アワーオブコード)

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン、スマートフォン(Android)、アプリもあります
開発元 Code.org
概要 元々米国で作られたビジュアルプログラミング言語で、映画のスターウォーズや、アナと雪の女王などのキャラクターを用いた教材が用意されています。画面の中で、課題が指示されるドリル型教材となっています。
教材リンク先 アワーオブコード

 

6)Smalruby(スモウルビー)

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン、アプリもあります。
開発元 NPO法人Rubyプログラミング少年団
概要 日本で開発されたプログラミング言語であるRuby(ルビー)をビジュアルプグラミング言語にしたものです。命令が書かれたブロックアイコンを組み合わせてプログラミングを作りますので、Scrach(スクラッチ)に似ていますが、Rubyのプログラミング言語にすぐ変換できるのが特徴です。
教材リンク先 NPO法人Rubyプログラミング少年団

7)MakeCode(メイクコード)

種別 ビジュアルプログラミング言語
動作環境 パソコン、アプリもあります。
開発元 Microsoft
概要

 

Microsoftが開発したプログラミング環境で、命令ブロックを組み合わせてプログラムを作成することが出来ます。ビジュアルプログラミング言語の環境と合わせて、プログラミング言語のひとつであるJavaScriptのエディタ画面に切り替えて使うことが出来るので、プログラミング言語も同時に学ぶことが出来るのが特徴です。
教材リンク先 Microsoft MakeCode

 

8)IchigoJam BASIC(イチゴジャムベーシック)

種別 テキストプログラミング言語
動作環境 パソコン、アプリもあります。ただし日本語非対応
開発元 株式会社jig.jp
概要 子供パソコンと呼ばれている”IchigoJam”上で動作するプログラミング言語です。市販されている”IchigoJam”上にあらかじめ組み込まれている言語です。まさに昔から有名なBASICとほぼ同じ言語です。
教材リンク先 IchigoJam

 

1-2.無料アンプラグド教材

 

GLICODE®(グリコード)

種別 アンプラグド教材
動作環境 iOS、Android アプリあり
開発元 江崎グリコ株式会社
概要 お菓子の江崎グリコがスマホアプリと実際のポッキーを組み合わせて、ポッキーの並べ方がプログラムの命令になるというユニークな教材です。
教材リンク先 GLICODE®(グリコード)|グリコ

2.有料の推薦教材紹介

有料の教材の場合は、推薦教材の中で、ビジュアルプログラミング言語のみの教材会社はありませんでした。かつ他にはコンピュータ教材、アンプラグド教材、ロボット教材、ゲーム教材がありますので、2-1 ソフトウエア教材(プログラミング言語)、2-2 コンピュータ教材、2-3 アンプラグド教材、2-4 ロボット教材、2-5 ゲーム教材に分けて紹介します。なお、プログラミング言語とロボット教材が組み合わさったのはロボット教材のジャンルに入れました。

2-1.有料ソフトウエア教材(プログラミング言語)

Swift

種別 テキスト言語
動作環境 AppleのOSでのPC,タブレット端末
開発元 Apple Inc
概要 iOSやmacOSのアプリケーションを開発するためのプログラミング言語。いわゆるプログラミング言語で、日本語対応はありません。Swiftで動作可能なドローン、ロボットなどが世の中で商品化されているので、それらのプログラムを作ることが出来ます。
教材リンク先 Everyone Can Code

Rasberry Pi(ラズベリーパイ)

イギリスで生まれた小さいサイズの教育用コンピュータがRasberry Piです。教育用と言いながら、実は商品開発設計の現場でもプロトタイプ開発でRasberry Piが使われることが多く、かつ商品の中に組み込まれている場合もあります。通称”ラズパイ”と呼ばれています。

種別 ボードコンピューター
動作環境 Scratch 及び テキストプログラミング言語
開発元 Rasberry Pi Foundation
概要 iOSやmacOSのアプリケーションを開発するためのプログラミング言語。いわゆるプログラミング言語で、日本語対応はありません。Swiftで動作可能なドローン、ロボットなどが世の中で商品化されているので、それらのプログラムを作ることが出来ます。    ビジュアルプログラミング言語であるScratch及びゲームのMinecraft Piのソフトウエアが予め組み込まれており、Rasberry Piにキーボードとディスプレイをつなぐことが出来ますので、その環境でScratchを用いてゲームを動かすプログラミング学習が可能となります。                   また、テキストプログラミング言語にも対応しています。
教材リンク先 Raspberry Pi — Teach, Learn, and Make with Raspberry Pi

MESH(メッシュ)

 

種別 ビジュアルプログラミング言語、タンジブル
動作環境 iOS、Windows,Android アプリはありません。
開発元 ソニー株式会社
概要 ソニーが開発した電子タグで、複数のMESHを組み合わせたりほかの機器とくみあわせることもできます。MESHは7種類のタグがあります。 LED、ボタン、人感、動き、温度・湿度、明るさ、拡張の7つです。プログラムはScratchのように画面上でアイコンを組み合わせて作ることができます。

 

教材リンク先 MESH:小さな便利を形にできる、ブロック形状の電子タグ

BBC micro:bit:bit (マイクロビット)

 

種別 ビジュアルプログラミング言語、テキストプログラミング言語
動作環境 ブラウザ アプリはありません。
開発元 Micro:bit教育財団
概要 イギリスの有名な公営放送局であるBBCが開発した教育用の小さなコンピュータです。Rasberry Piより小さく、なんとクレジットカードより少し小さいくらいのサイズで、そこに制御用LSIやセンサやLEDなどが搭載されています。イギリスをはじめとして多くの国の子供たちが使用しています。

 

教材リンク先 Micro:bit教育財団

IchigoJam(イチゴジャム)

 

種別 テキストプログラミング言語
動作環境 ブラウザ アプリあります
開発元 株式会社Jig.jp
概要 日本で開発された手の平サイズのコンピューターです。ラズベリーパイの日本版といえますね。名前からしてそうです。Ichigojamにキーボード、ディスプレイをつなげばパソコンのようにプログラミングも可能です。言語はBASICを使っていますので、昔のパーソナルコンピュータのようです。

 

 

教材リンク先 Ichigojam

 

2-2. コンピュータ教材

2-3 アンプラグド教材

ルビィのぼうけん

日本で生まれたアンプラグド教材です。

種別 アンプラグド
動作環境 絵本を読んで、問題を解きます
出版社 翔泳社
概要 フィンランドのプログラマー兼イラストレーターであるリンダ・リカウスが書いた絵本シリーズです。日本語訳になっています。

物語を読んでプログラムに必要な知識を身につけた上で、練習問題を解いていくという本です。

 

教材リンク先 「ルビーのぼうけん」特設サイト

 

2-4 ロボット教材

mBlock/mBot(エムブロック/エムボット)

ロボットとビジュアルプログラミング言語の組み合わせです

種別 ロボット & ビジュアルプログラミング言語
動作環境 ブラウザ、iOS、Windows,Android。 アプリあります
出版社 Makeblock Co.,Ltd
概要 mBot(エムボット)は、プログラミング教育用ロボットキットで、そのmBotを動かすためのプログラミング言語が、mBlock(エムブロック)です。mBlockは、Scrachをベースにして作られたビジュアルプログラミング言語です。

 

教材リンク先 mBlock – Programming Software Designed for STEAM Education

 

プログラミングロボ コード・A・ピラー

 

種別 タンジブル、ロボット
動作環境 パソコンは必要ありません
出版社 フィッシャープライス(マテル・インターナショナル株式会社)
概要 芋虫のように動くロボットが”コード・A・ピラー”です。乾電池で動きます。胴体のひとつひとつが前進とか右に曲がるという命令が出来るようになっており、胴体の順番を変えることによって動きが変わるので、プログラムの考え方を学ぶことが出来ます。

 

教材リンク先 コード・A・ピラーを紹介する動画サイト

教育版レゴ®マインドストーム®EV3(レゴマインドストームイーブイスリー)

 

種別 ロボット、テキストプログラミング言語、ビジュアルプログラミング言語
動作環境 ブラウザ、iOS、Windows、Android
開発元 レゴ®エデュケーション
概要 昔から有名な玩具であるレゴ®ブロックをベースとして、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)と共同開発した教材です。ブロックを組み合わせてロボットを自分が好きなように作り、ソフトウエアは、Scratchのように、アイコンをつないでプログラミングができますが、Scratchよりビジュアルな画面でプログラミングができます。

 

教材リンク先 教育版 レゴ® マインドストーム® EV3

Ozobot(オゾボット)

 

種別 ロボット、ビジュアルプログラミング言語
動作環境 iOS、Windows、Android
開発元 Evollve Inc.
概要 アメリカで開発された直径約3センチくらいのロボットで、描かれた線の沿って走っていきます。色を認識する機能があり、色の組み合わせがプログラムの命令になったりします。紙の上に線を描いてオゾボットが動くわけですが、それをスマホやタブレット上でプログラムを書いて走らせることもできます。

 

教材リンク先 Ozobot日本

ArtecRobo(アーテックロボ)

 

種別 ロボット、ビジュアルプログラミング言語、テキストプログラミング言語
動作環境 iOS、Windows、Android、アプリあり
開発元 株式会社アーテック
概要 長年日本で学校教材を制作しているメーカーであるアーテックが開発・製造・販売しているロボット+プログラミング教材です。レゴマインドストームに似たコンセプトで、ブロックおよびセンサー、モーターなどを組み合わせてロボットのハードウエアを作ったうえで、それを動かすソフトウエアをビジュアルプログラミング言語またはテキストプログラミング言語で作っていくというもので、プログラミングだけでなく、ロボットの動作も学ぶことができます。ビジュアルプログラミング言語はScratchがベースになっています。

 

教材リンク先 アーテックロボ

レゴ® WeDo 2.0 (レゴ® ウィードゥー 2.0)

種別 ロボット、ビジュアルプログラミング言語
動作環境 iOS、Windows、Android、アプリあり
開発元 レゴ®エデュケーション
概要 レゴ社の教育部門であるレゴ® エデュケーションが提供するプログラミング学習教材。レゴ® ブロックを使って組み合わせることによってロボットを作り、そのロボットをビジュアルプログラミング言語を使ってプログラムを組んで、そのプログラムをロボットにダウンロードして動かすという教材で、他のロボット教材と同じです。無料で提供されているアプリケーション内には40時間以上分の学習・指導するためのプロジェクトが豊富に準備されているのも特徴です。

 

教材リンク先 レゴ®WeDo2.0

2-5 ゲーム教材

教育版マインクラフト

 

種別 ゲーム
動作環境 iOS、windows、Android
開発元 Microsoft
概要 ゲームとして遊ぶ中でプログラミングの考え方を学べる教材です。マインクラフトのゲーム画面がすべてブロックでできていて、ブロックを壊して素材を手に入れたり、ブロックを自由に組み合わせて新しい動きを作ったりすることが出来ます。

 

教材リンク先 教員向け – Minecraft: Education Edition

 

LOOPIMAL(ルーピマル)

 

種別 ゲーム
動作環境 iOS
開発元 YATATOY
概要 iPhone、iPadというApple端末上で、画面にあるブロックを並べてアニメを楽しんだり音楽を作ったりするアプリです。いくつかブロックが用意されていてそれを組み合わせることで自分オンリーの作品を作る過程でプログラミングの基礎が学べるゲームです。文字は無く、幼児でも触ることが出来るアプリです。

 

教材リンク先 LOOPIMAL

CodeMonkey(コードモンキー)

 

種別 ゲーム、テキスト言語
動作環境 ブラウザ、アプリはありません。
開発元 コードモンキー・スタジオ
概要 イスラエル生まれのプログラミング学習のために作られたゲームです。イスラエル国内では標準教材として使われています。日本語対応もしています。進め方としてはメインキャラクタである猿のモンタをプログラミングでそうさんして、バナナを獲得するというゲームです。よくあるゲームと同じく進めていくごとに難易度が高まりますが、ゲームクリアするためにテキストプログラミング言語の基本的な構文を学ぶことができます。

 

教材リンク先 コードモンキー日本公式サイト

 

 

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